自衛隊ナース物語―自衛隊中央病院高等看護学院価格: 1,890円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 世の中にこんな看護学校があったなんてって感じです!!ふつうの看護学校では経験できないことを自衛隊の看護学生は経験し、三年間の厳しい訓練と教育を受け、自衛官として、看護師として各病院へと巣立っていく。本を開くと10代の若い少女たちのがんばる姿がそこにあります。見てみてください。 |
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三位一体モデル TRINITY価格: 1,260円 レビュー評価:3.5 レビュー数:14 持ち歩けるように薄くてもいいと思ったと製作者が前書きで言っているが、持ち歩かないでしょう。帯でタモリが言ってるように30分で読めちゃう内容なんだから。
その薄さにしては高い。
それに星1つの評価の方の言うとおり、何でも無理やりこのモデルに当てはめてるだけ。しかも付録の座談会に参加している人たちのなかにはどう考えてもキリスト教の三位一体の聖霊には当てはまらないものを当然かのように当て嵌めて疑いもしてないように見える人がいる。
とはいえこの座談会で製作者たちが中沢モデルの何を面白がっているのかはよくわかった。このモデルにスポーツを当て嵌めたのはとっても面白かっ |
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潰れる大学、潰れない大学 (中公新書ラクレ)価格: 756円 レビュー評価: 3.5 レビュー数:2 私がこの本を買った理由は、多くのアンケート調査結果が掲載されていることです。 ここ数年大学や教育に関する書物が多く出ています。大きく大別すると、「〜しなければ成らない」という概念論と、「他大学では〜している」という方法論をテーマにした書物が多いようです。 が、実際のところ何が正しいのか見分けがつきませんし、もし正しい方法があったとしても大学の状況によって形は変るものだと思います。 つまり、自大学に何が求められているのかという仮説をたて、それを満たす取り組みを行い、その取り組みが正しいかどうかを検証するというサイクルを繰り返す必要とするということです。このとき、この本の中 |
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安田講堂 1968‐1969 (中公新書)価格: 1,029円 レビュー評価:3.5 レビュー数:10 1968年。米国ではベトナム反戦が盛り上がり、チェコではプラハ市民がソ連戦車に相対し、フランスでは学生運動によってドゴール政権が倒れるなど、世界中で若者の「反乱」が展開されたこの時代、一体若者達は何に不満を持ち、何を考えて行動していたのだろうか。そんなことを知りたくて本書を手にとった。
本書は、安田講堂の籠城戦の指揮をとった著者による、68?69年の全共闘運動についての証言である。人によっては「偏り」を感じることもあるだろうがそれは当事者の証言なので当然のこと。80年代以降に生まれ、学生運動などとは無縁な時代に育った者としては、時代の雰囲気がリアルにひしひしと伝わっ |
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丸山眞男の時代―大学・知識人・ジャーナリズム (中公新書)価格: 903円 レビュー評価:4.0 レビュー数:17 最初に断わっておくと、この本はタイトルに丸山眞男とあるが彼だけについて論じた本ではな
い。もちろん彼について論じる箇所も多いが、それ以上に彼の立場を通して戦中、戦後の日本
の論壇や知識人のあり様、彼が糾弾されることとなる東大全共闘、さらにはブルデューを援用
してのジャーナリズム、経済、権力とアカデミズムの関係性の変容にまで話がおよでいるのだ。
丸山について書いた本といえばそう言えるのだが、ではそれだけなのかといわれると、うなず
きがたい。それが本書の不思議なところだ。というのもこの本、特に前半部分では戦前の助手
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性犯罪研究 (日本比較法研究所研究叢書)価格: 3,675円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 犯罪学の権威である著者の最新刊です。今回は日本に最近増えつつある性犯罪について考察がなされています。まえがきにあるとおり、体系書ではありませんが、犯罪学、性犯罪に関心のある読者にも読めるようになってあります。日本の性犯罪に関する様々な取り組みと欧米やオーストラリアなどの性犯罪者に対する処遇についても言及がなされています。今日多くなってきている性犯罪について考えるにはもってこいの本だと思います。この本を読めば日本の性犯罪者に関する更正プログラムが海外に比べて遅れている点がハッキリと判ります。犯罪学の第一人者の著書なので、読んで損はありません。 |